「僕はどのような種類のマーシャル·アーツも創案していない。ジークンドーはこれまで学んできたものに、僕なりの価値判断をプラスしたものだ。」ブルース・リー
【レッスン内容】
1.ジークンドーの基礎.バイジョン·スタンスとオンガード·ポジション フットワーク 力の伝達
2.バランス、フォーム、リードパンチとリードキックの身体操作
3.フォーカスミット練習 パンチ、キック及びコンビネーションアタックの練習
4.ジークンドー技術の護身用法(護身術として頁参照)
5.対人練習/戦術及び戦略
ジークンドーは、スポーツ.格闘技ではなく武術です。武術の発祥は護身であり自分の身を守るための術です。
【ジークンドーのルーツ】
ブルース・リーがジークンドーのルーツ(根)と呼んだものがジークンドーの基礎となり、身体的要素と内在的要素があります。
1.身体的構成要素 ·オンガード·ポジション(構え) ·フットワークと身のこなし ·力を伝達する姿勢(基本スタンス)
2.内在的要素 ·バランス ·フォームの効率性 ·力を適用しスピードを解放する直感的表現 ·落ち着いた意識、存在の連続性 ·有効なメカ ニクス ·調和したユニット ·ありのままでいること ·率直さと誠実さ etc
【ジークンドーの核心について】
ジークンドーの核心技法は、オンガード·ポジションにセットされたリード·ハンド(構えの前手)によるストレート·パンチ(ビルジー)です。
ジークンドーの全体構造は最も効果的に強力なストレート·パンチを相手に打ち込むように作られています。
(素早く直線的に最短距離で相手に届くように)戦略的に前側に位置した利き手によって攻撃と防御の両方を行います。
直線的にパンチを打つのは、難しく腕だけではなく全身を効率よく機能連動させることにより真っ直ぐに打てるようになります。
「肩から真っ直ぐに打ち出すというのは自然な動きではない」とボクサー·エドウィン·ヘイスレットは言っています。
そしてブルース・リーは、「偶然に学べるようなものではなく、経験すらそれを教えてくれない。
ストレートに打つためにはそれぞれの身体部位を連動させるというのは、数年かけて完璧をめざし学び、練習を積むことが必要な芸術と言っていい」と言っています。
【ジークンドーについて】
ジークンドーは、ブルース・リーが他界後、生前に直接、彼からジークンドーを学んだ人達が中心となり世界中で練習されるようになりました。ジークンドーについては様々な方々が様々な視点から解説し意見を述べられておりますが、此処では私の意見を述べるのではなく生前にブルース・リー先生がジークンドーについて述べた一説がありますのでそれをお伝えしょうと思います。
「僕はどのような種類のマーシャル·アーツも創案していない。ジークンドーはこれまで学んできたものに、僕なりの価値判断をプラスしたものだ。そのため僕のジークンドーは、どのような種類のマーシャル·アーツにも限定されない。逆に僕は、ジークンドーを研究し、それをさらに改良してくれる人を歓迎する」
ブルース・リー